事例Ⅱ:リーダーとしての自覚がない
企業情報 :
■業界 監査法人 ■ 対象 中堅事務職 ■企業規模 約5,700名
■業界 監査法人 ■ 対象 中堅事務職 ■企業規模 約5,700名
課題 : プレイヤーから脱却できない
- 公認会計士ごとに秘書的に配属される事務職は、個人の事務能力が評価の中心になり、後輩・部下育成は後回しになる。
- 次期リーダー層として期待されている、5年目~7年目の事務職たちの多くは、リーダーとして組織的な取り組みに対する意識が弱い。
- 大量採用に向けて、次期リーダー層たちが、プレイヤーから脱却できないのは問題。組織的な課題の解決が求められる。
原因 : 構造的な不備がリーダー不在を招く
事務職の評価は、所属する公認会計士から個別に測られるという環境もあり、個人での成果を積み重ねようとする志向が強い。また、彼らが目標とするロールモデルもプレイヤーに寄っており、組織全体でリーダーとしての価値や、あるべき姿が見えなくなっていた。そうした中でも、一部の人たちは、リーダーとしての目線を持っているものの、リーダーとしての適切な行動を学ぶ場が現場にないため、構造的にリーダーが育ちにくい風土になっていた。
解決へのアプローチ : 6ヶ月
- Step 0 評価基準の見直し 指導育成に対する評価項目の新設・職員アンケート実施
- Step 1 ベーシックコミュニケーショントレーニング
アンケートに基づき、コミュニケーション環境の問題点を提示
事務職全員に対しコミュニケーションスキル研修の展開 - Step 2 AL基本ワークショップ
step1で学んだコミュニケーションスキルを使い、職場での現実問題をアクションラーニングで解決する
- Step 3 アクションラーニングコーチ養成
事務職リーダーがアクションラーニングの進行スキルを身につける - Step 4 アクションラーニングワークショップの定期展開
アクションラーニングを組織内で定期開催し、問題の自主的解決やノウハウの共有に活かす
結果 :
- 1.現場の問題解決力が向上し、スピーディーな対処が出来るようになった
- 2.実践を通じたチームコミュニケーションにより、中堅のリーダーシップが促進され始めた
- 3.組織内の情報共有と知恵の蓄積がなされるようになった
- 4.指導育成に対する評価が明確化され、中堅事務職に対し、リーダーとしての意識付けが出来た
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