事例Ⅱ:新人を指導する人材がいない
企業情報 :
■業界 製造・小売業 ■ 対象 若手社員 ■企業規模 約500名
■業界 製造・小売業 ■ 対象 若手社員 ■企業規模 約500名
課題 : 現場職員と管理職の風通しの悪さ
- ここ数年、新人を採用せず、中途採用に依存している。
- 久々に新卒で4月に20名ほど入社したが、現場に配属しても、指導する時間と人材が不足。
- 入社3カ月で自信をなくし、退職希望を出す者が出ている。
原因 : OJT担当の経験・力量不足で、指導に当たり外れ
今まで数年にわたり新人配属が無く、三十代になっても指導経験のないものがほとんど。上司から部下に対してのコミュニケーションは、指示・命令型で、あとは自分で学びとれ、というスタイルだったため、OJT担当者も、それが当たり前と思って放任していた。が、新人世代の、指示されることは素直に実行できるが、周辺業務に対する想像力が足りず、ある新人は、いつもミスを繰り返し、叱られることが度重なっていた。一方で、指導スキルのある中途採用者についた新人は、前向きに頑張っており、新人の資質というより、指導者の資質により、成長差が見られるようになってしまった。
解決へのアプローチ : 3ヶ月
- Step 0 指導スキルの重要性をトップより示唆
- Step 1 指導者養成研修 実施
若手先輩社員に対する「OJT指導者研修」の展開 - Step 2 OJT指導者フォロー研修 実施
step 1で学んだスキルを現場で展開し、成果・問題点を共有化し、解決する
- Step 3 「教え方検定」受験
学んだスキルの効果測定のため、検定実施。合格者を指導者として認定 - Step 4 指導マニュアル作成講座 実施
指導の上で不可欠なマニュアル作成技術を身につけ、共有化 - Step 5 コーチングコミュニケーションの展開
OJTを学んだ若手社員による、相互コーチング・メーリングリストでの情報共有
結果 :
- 1.指導のためのスキルが身につき、スムーズに教えられるようになった
- 2.教える側の悩みやスキル不足が、情報共有を図ることで軽減し、助け合う意識が醸成された
- 3.検定で、学んだことの定着状況が測定でき、明確な評価に繋がった
- 4.新人へのアンケート結果から、指導の効果が明確になった
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